Q&A「自転車で旅するときの持ち物。必須アイテムを挙げるなら?」

キャンプの調理道具一式

僕は旅行先で手作りのご飯を喰いたかったので調理用具一式を持っていった。

例えば鍋や携帯ガスコンロ、ガス缶、スプーンとフォークを足したスポークという食器等……。

また、自炊をするので食べ物も持っていった。

食べ物は僕は米とパスタを良く食べていた。

お米は腹もちがよいので出来るだけ食べたかった。

 

ただしお米は炊くのに時間がかかり、鞄のスペースも割ととる、重い等の欠点もある。

それに対してパスタは簡単に茹でることができるし、かさばらないので便利だ。

 

パスタを茹でる

 

パスタの味付けは塩コショウと鷹の爪をぶっかけてペペロンチーノ風にしてもいいし、永谷園のお茶漬けのもとをぶっかけて和風パスタ風にしてもいい。

 

調味料も持って行ってた。

塩、みりん、マヨネーズ、醤油など……。

しかし調味料はほとんど使わなかった。

 

使った機会といったら、どこかのスーパーの鮮魚コーナーで買った刺身セットを炊いたご飯に乗っけて醤油を垂らした時と、道端に落ちていたじゃが芋を使って肉じゃがを作ったときくらいである。

前者の場合は刺身セットに醤油がついていたので、そもそも持参した醤油は必要なかった。

後者は砂糖や醤油、みりん、果ては料理酒を混ぜて真面目な肉じゃがを作ってみた。

味は最高に美味しかったのだが、その後の洗い物が大変だった。

食器洗剤も食器スポンジも持っていなくて全然汚れが落ちなかったのだ。

それから面倒くさくなって料理をすることはほとんどなくなった。

 

嗜好品も持っていった。

特に朝起床してテントの外で飲むココアは旨い。

夏の北海道といえど、道東や道北は朝晩かなり冷えるので暖かいものが美味しい。

 

外で飲むココア

 

僕はあまり食べなかったが、袋めんを常備しているチャリダーもよく見かけた。

簡単に素早く作ることができるので便利だと思う。

カップラーメンと違ってかさばらないのもいいが、洗い物が面倒くさそうだと感じた僕は袋めんはほとんど食べなかった。

 

以上は自炊派の人の主な持ち物だと思う。

料理をしない人は食器も食材も調味料もいらないので、その分自転車の負担が減る。

買い食い派はそれらの道具は必要ない替わりに必要なのは、口座がホクホクなキャッシュカードだ。

 

さて、夏の北海道で過ごすための持ち物、次は衣類について考える。

普通のチャリダーは自転車用の靴を履いて自転車用のヘルメットも被り、有名スポーツメーカーの服を着て旅している人をわりと見かけた。

だが僕の服装は、上はユニクロの半袖、下はどこかよく分からないメーカーのハーフパンツ。

靴は履かずに代わりに、どこかの激安スーパーで買ったクロックスっぽい形のサンダルを履いていた。

ヘルメットは被らなかった。

 

下着に関してはパンツは三枚持っていった。

ハーフパンツも3着、Tシャツも3着持っていった。

以上が僕の持っていった衣類の全てだ。

 

僕はあのころあまり風呂に入らなかった。

だいたい4日に一回くらいしか入ってなかったと思う。

パンツは風呂に入ったときしか履き替えなかったので、4日起きに履き替えていたことになる。

 

履き替えたあとのパンツはもちろん臭う。

僕はそれをその辺の公園の水道で水洗いして自転車のハンドルにかけて走っていた。

一日晴れた日に走っていたら乾いてくれるので、コインランドリーに頼ることがなくなるのだ。

ただし臭いは完全には落ちない。

 

半袖Tシャツも同様に水道洗いしていた。

半袖Tシャツの洗い時は晴れた午前中だ。

水道洗いしたら乾いてないそれをそのまま着るのだ。

 

初めはべとべとしていて違和感があったが、そのまま走ると意外な効果があった。

日中の暑さを和らげてくれるのだ。

夏の北海道とはいえ、日中は30度を超す日もある。

そういう時、濡れTシャツは便利なものだ。

 

ハーフパンツも濡らしてサイドバッグに括りつけて走ったりしたものだ。

綿製は意外と乾かないので、ポリエステル100%のハーフパンツを履いていた。

ポリエステル製は綿に比べると乾きが早い。

ただし防寒効果は綿のほうがある。

 

 

足元はクロックスもどきで旅をしていたので、靴下は一着も持っていかなかった。

ただ、クロックスもどきを毎日履いていると足も臭くなる。

そのときは公園あたりの水飲み場でばしゃばしゃ洗って濡れたまま走る。

しばらくすると臭いもとれて足元もすっきりするので一石二鳥だ。

 

クロックス風のサンダル

 

タオルは持っていかなかったが、タオルの代替としてMIZUNOのスイムタオルというものを持って行った。

これは元々水泳選手がプールに入ったあとに濡れた身体を拭くのに使うものだ。

これの凄いところは何度でも水分を吸収して、絞れば何度でも水気を吸い取る点だ。

コンパクトに丸めることができるので、荷物の邪魔にもならないしかさばらない。

もしかしたら旅行では最強のアイテムかもしれない。

 

その他の道具は、

 

  • 雨具
  • 自転車のパンク直す修理道具一式
  • 予備のチューブ

 

といったところから、

 

  • 寝袋
  • 寝袋の下に敷くマット
  • 電池
  • 携帯ラジオ
  • 地図
  • 爪切り
  • 髭剃り

 

辺りは必須アイテムかと思う。