僕の自転車~愛車は白のLOUIS GARNEAL(マウンテンバイク)

マウンテンバイク

僕の自転車は白のLOUIS GARNEAL(ルイガノ)の24段変速のマウンテンバイクだ。

価格にしたら約5万円。

 

タイヤのサイズは26インチでサスペンション付きで、タイヤチューブは英式バルブ。

英式バルブとは要するにママチャリと同じタイプである。

 

この自転車は親父が愛飲するアサヒビールのシールを応募してたまたま当選したものだ。

僕はそれまで使っていた折り畳み自転車を処分し、この自転車を愛車として乗り続けることとなる。

 

折り畳み自転車と比べたらタイヤが大きいので走行スピードが全然違う。

走っていて楽しい。

 

元々マウンテンバイクとはオフロードという、悪路や険しい道を走るために作られた自転車なので、頑丈さもウリだ。

走っているうちに魅了されて、この年の秋に旅というものを始めることになる。

 

僕が北海道を旅しているとよく見かけたのはクロスバイクの自転車だ。

クロスバイクとはマウンテンバイクの頑丈さとロードバイクのスピードを足して割ったような乗り物。

双方の利点を取り入れた自転車だ。

 

クロスバイク

 

そしてクロスバイクでの自転車の旅というのは、一ヵ月や二カ月程度の期間であれば充分いける。

日本の道路はほぼ全てが舗装されているので、オフロードに強いマウンテンバイクの性能はなくてもかまわない。

むしろサスペンションがついているのでフロントキャリア(前輪に付けるキャリア)を捜すのに苦労するだけだ。

 

ロードバイクのスピードもあの細いタイヤから産まれている。

自転車の前輪後輪にサイドバックを装備すると、20キロ近く自転車に負荷がかかる。

この状態だとロードバイクの細いタイヤは重過ぎて、なにか引っ掛けたときにすぐパンクしてしまう。

 

そのため北海道一周程度の旅行であれば、クロスバイクが一番安価で便利なのだ。

 

北海道を走っていてランドナーに乗っているチャリダーもいた。

ランドナーとは旅用自転車のことで性能、機能性、全てにおいて自転車旅行をする前提でつくられている。

フレームはカーボン製なので頑丈だ。

 

問題があるとするならば値段がものすごく張る点だ。

 

「下手に安価なものに手を出して故障してしまったら話にならないので、最低でも10万円以上するランドナーを購入する」とランドナー乗りは言っていた。

 

僕はランドナーには乗ったことがないので分からないのだが、聞いた話ではランドナーの部品は特殊なパーツが使われているので、道中何かあったときに街の自転車屋さんやホームセンターでは間に合わないというデメリットもあるそうだ。

 

稀にママチャリで走っているチャリダーもいる。

ホームセンターとか大型スーパーで1万円出せば購入できるようなやつだ。

 

ママチャリ

 

僕は3回の旅行で2人だけ見たことがある。

そのうちの一人と話す機会があったので聞いてみた。

 

「変則もなくてそもそも重たすぎるママチャリでどうして北海道一周しようと思ったのですか?」

 

「どこか調子悪くなったときにどんなボロい自転車屋でも直してもらえるからです」

 

ものすごくしっかりした動機で納得してしまったものだ。